【テニス転職ガイド】おすすめ職種・業界9選|正社員・メーカーからコーチまで

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【テニス転職ガイド】おすすめ職種・業界9選|正社員・メーカーからコーチまで

転職支援の現場経験をもとに、テニス業界での転職成功に必要な、「職種」「資格」「就活ノウハウ」をご紹介します。

テニス関連の職種

教える仕事
・テニスコーチ
・テニスインストラクター
・プロ選手(コーチも兼任)
・体育教師

売る仕事
・テニス用品メーカー(営業職)
・テニスギア専門店
・テニス用品の販売代理店

頭をつかう仕事
・テニス用品メーカー(企画職)
・Webサイト/雑誌編集
・スポーツプロモーター

以上の職種を、「業務内容」「転職難易度」で分類すると、次のように整理できます。

仕事・職種 業務内容
【関連資格】
転職難易度
(将来性)
1.テニスコーチ 選手指導の専門家

【関連資格】
・理学療法士
・管理栄養士
・柔道整復師
・公認スポーツ指導者

高い
(将来性:高)
2.テニスインストラクター レッスンを通じ心身の健康をサポート

【関連資格】
・柔道整復師
・公認スポーツ指導者

低い
(将来性:中)
3.プロテニスプレイヤー 世界ランク100位以内にはいる 極めて高い
(将来性:中)
4.テニス用品メーカー
(営業/企画)
法人営業・提案営業
市場調査
企画書作成
中~高
(将来性:高)
5.テニスギア専門店
(小売り・販売職)
仕入れ・販売
店舗運営
Webマーケティング
低い
(将来性:中)
6.テニスメディア
(ライター・編集者)
市場調査・企画
取材・執筆・校正
Webマーケティング
中程度
(将来性:中)
7.テニス用品の販売代理
(輸入代理店など)
法人営業・提案営業 低い
(将来性:高)
8.体育教師
(公立/私立の小中高)
保健体育の授業
テニス部の顧問
担任・進路相談

【関連資格】
・教員免許
(※公立・私立共通)
・教員採用試験
(※公立・私立で異なる)
高い
(将来性:高)
9.スポーツプロモーター イベント企画
交渉・会場の確保
集客・イベント運営
中程度
(将来性:中)

とくに、テニスコーチのキャリアについては、現役パーソナルトレーナーのアドバイスをもとに大事なポイントをお伝えしていきます。

一方、テニス関連の職種・業界には、どんなものがあるのか。

職種理解は、転職先の選択肢を増やすため、次のような効果が期待できます。

  • 意外な発見
    :好み・強みをいかせる職種がわかる
  • 求人検索
    :いままで思いつかなかったキーワードでも検索でき、優良求人を見逃さずにすむ
  • 転職エージェント
    :相談の幅が広がり、ベストな転職先に出会いやすくなる

結果的に、自分にあった仕事をみつけていただくのが、この記事の目的です。

「テニスを仕事にしたい」「テニス業界での転職を成功させたい」を、誰でも実現できるよう、必要な情報をわかりやすく解説していきます。

スポーツ業界の動向:テニス転職のチャンスは拡大傾向

政府主導でスポーツ市場を2025年に15兆円規模まで拡大する計画

政府・スポーツ庁は、2017年に5.5兆円だったスポーツ市場の規模を、2025年には15兆円まで増やす意向です。

  • スポーツ人材を育成し、活躍の場の確保をする
  • スポーツ人口を増やす
  • スポーツビジネスを盛り上げる

こうした政府主導の取り組みが、進行中の今。

「テニスを仕事にする」「テニス業界に転職する」チャンスは、拡大しつつあります。

そのため、求人数の増加が予想され、正社員として納得のいくキャリアを築きやすい環境です。

まさに、絶好の機会ですね。

職種理解でチャンスをいかす

このチャンスをうまく活用するには、広い視野が大事。

テニス経験がいきる仕事には、どのような職種があるのか。

年収はどの程度か。どんな資格が必要で、どんなキャリアパスがあるのか。

この記事を通じて「選択肢を増やす」ことは、転職や就職後のキャリア形成の大きな助けになるでしょう。

結果的に、「やりがいある仕事で納得感のある年収を確保する」ことにつながります。

テニス業界の転職:おすすめの職種9選

テニス業界への転職におすすめの職種9選.

転職先の候補・選択の幅を広げることは、就活・転職活動の基本。

品揃えのいいお店のほうが、納得のいく買い物ができるのと同じです。

職種理解には、次のようなメリットがあります。

  • スキル・経験にマッチした求人を、みつけやすくなる
  • 能力・興味にあった仕事を、明らかにできる

まずは9種類のテニス関連の職種を、確認しておきましょう。

職種一覧

  1. テニスコーチ
    :医療・心理・技術指導の専門家
  2. テニスインストラクター
    :心身の健康増進をサポート
  3. プロテニスプレイヤー
    :世界ランク100位内で、ようやく生活できる最難関職種
  4. テニス用品メーカー(営業/企画)
    :法人営業/商品開発
  5. テニスギア専門店
    :実店舗やネットショップの運営
  6. テニスメディア
    :Webメディアや雑誌での、コンテンツ制作
  7. テニス用品の販売代理
    :海外製のテニスギアを国内企業に提案
  8. 体育教師
    :公立・私立学校で、保健体育・テニス部顧問を担当
  9. スポーツプロモーター
    :国際試合などの、イベント企画・宣伝・運営を担当

人気の高い「テニスコーチ」については、現役パーソナルトレーナーの協力の下、とくに詳しく解説していきます。

1.テニスコーチ:選手指導の専門家

テニスコーチの仕事内容と資格の選び方

テニスコーチは、経験者や選手が試合に勝てるよう、総合的にサポートする仕事です。

テニスに直接かかわる職種なのが、魅力ですね。

コーチ・インストラクターの違い

一口に”テニスコーチ”といっても、アルバイトから正社員まで様々です。

この記事では、テニスコーチ/テニスインストラクターを下記のように使いわけています。

  • テニスコーチ
    :中上級者~プロの指導
    (試合に勝つことが、主な目的)
  • テニスインストラクター
    :主婦など初心者のレッスン
    (運動不足・ストレスの解消が、主な目的)

まずは、中上級者・プロ育成を担う「テニスコーチ」について、年収や仕事内容、資格を軸に解説していきます。

テニスコーチの年収は240万円~456万円

給与BANKとスタディサプリ進路による『日本の給料&職業図鑑』によれば、スポーツトレーナー(テニスコーチを含む)の初任給は20万円。

平均月収は38万円です。

理学療法士や管理栄養士などの国家資格を取得し、専門性を高めるほど、年収も増えていくでしょう。

テニスコーチは「なんの専門家になるか」がポイント

テニスコーチの仕事内容は、多岐にわたります。

どこに力点をおき、何を専門とするのか。

ご自身の興味や強みで、取捨選択する必要があります。

たとえば、「歴史の研究者になりたい」といっても、日本史・アメリカ史・経済史など。

細かい専門分野にわかれますよね。

同じように、テニスコーチも「栄養」「健康」「技術指導」など。

自身の興味・強みを軸に、専門分野を選ぶ必要があります。

まずは、テニスコーチの仕事内容を理解することが、方針を決めるポイントです。

現役パーソナルトレーナー直伝!テニスコーチの仕事内容

テニスコーチの仕事内容

テニスコーチは、高い専門性が求められる仕事です。

現役パーソナルトレーナーに、テニスコーチに求められるスキルを聞いてみました。

テニスコーチに要求される専門性は、おおきく4つに分類できます。

  1. 技術指導
  2. コミュニケーション方法の指導
  3. 心理面のサポート
  4. 健康面のサポート

①~④について、より具体的な内容をみていきましょう。

①基礎的・専門的な技術指導
  • シンプルに、テニスに勝つ技術を教える
  • 戦術面の分析・作戦の立案
  • テニスだけでなく、基礎体力や運動能力の向上をコーチングする
  • 運動メニューを考える
  • 自主練の方法と、注意事項を教える
②コミュニケーションの指導・運営サポート
  • テニスクラブやチームの仲間との、コミュニケーション方法を教える
  • 対戦相手との試合を組む
  • 場所を取ったり、試合進行を行う
③心理面のサポート
  • 練習のモチベーションを維持する方法を教える
  • 試合中緊張しない方法を教える
  • パンクしないよう、休息の取り方を教える
③健康面のサポート
  • 食事メニューによる身体づくりを教える
  • 体重の減量・増量法を教える
  • 練習中や試合中に怪我をしたときの応急処置
  • リハビリテーションのサポート

深掘りしたい分野をみつける

こうした仕事内容からもわかる通り、技術指導のスキルだけではなく、心理ケアや健康管理といった医療・保健系のスキルも必要です。

ちょうど、体育の先生が、「実技」でだけでなく「保健の授業」も担当するのに似ていますね。

ですから、「心理面・身体面」も含めて、常に勉強し続ける姿勢が大事。

そのうえで、なにを専門とするのか。慎重に考える必要があります。

続いて、テニスコーチを目指すにあたり、「役立つ資格」を確認しておきましょう。

テニスコーチの資格:国家資格が有利だが就職・転職時に必須の資格はない

「テニスコーチを目指すなら、どんな資格が有利ですか?」-資格についても、現役パーソナルトレーナーの方に質問してみました。

下記は回答の要約です。

テニスコーチの資格選び

  • 選手指導に関わるポイント用途によって、必要な資格・技能は変わる
  • 国家資格は非常に有効、ただし取得ハードルは高い
  • 日本テニス協会などの民間資格は、ほんとうに必要になったときに、用途にあわせて狙う

テニスコーチになるのに、かならず資格が必要なわけではありません。

キャリアを充実させるポイントは3つ。

  1. コミュニケーション能力
    :プロの指導でも初心者のレッスンでも、相手のニーズを理解し、信頼関係を築く
  2. 勉強し続ける
    :日進月歩で進化するテニス技術・医療の知識など。学び続けることで、より専門的な能力を身につける
  3. 練習し続ける
    :日本テニス協会公認大会などに出て、自らのテニス理論を実践し、指導力を底上げする

なお、テニスコーチに有用な国家資格には次のようなものがあります。

国家資格 専門技能 取得方法
医師免許 医学・薬学の知識・治療技術
(スポーツ医学・整形外科)
・医学部で6年間勉強する
・国試合格で取得できる
理学療法士 ・リハビリの専門家
・怪我からの回復をサポート
・大学・短大・専門学校で3年間勉強する
・国試合格で取得できる
管理栄養士 ・医療・スポーツの現場で働くケースが多い
・栄養面からケガや疲労を予防するなど「身体づくり」をサポート
・大学・短大・専門学校に指定年数通う
・国試合格で取得できる
柔道整復師 ・接骨院・病院・スポーツの現場などで活躍
・解剖学、生理学、運動学などを学ぶ
・骨折、捻挫などの応急処置・治療の専門家
・大学・短大・専門学校で3年間勉強する
・国試合格で取得できる

また、就職・転職時に民間資格がまったく役にたたないわけではありません。

理学療法士や管理栄養士のように、資格そのものが高度な専門性を証明する内容でなくとも、「学ぶ意欲」「仕事への熱意」を面接官にアピールすることが可能。

たとえば、日本プロテニス協会の資格などがおすすめです。

いずれにせよ、就職活動では、転職エージェントを利用するのが一般的です。

テニスコーチの職に就くのに、有利な資格を知りたい場合、転職エージェントの無料相談が便利。

スポーツ業界の非公開求人を多く扱うエージェントと、二人三脚で作戦を練るのが、近道です。

2.テニスインストラクター:心身の充実をサポート

テニスインストラクターの仕事内容の解説

テニスコーチは、試合に勝つための指導がメインでした。

一方、テニスインストラクターは、心身の健康増進をサポートする職種。

日本女子体育大学などの調査から、テニスレッスン利用者の特徴がわかっています。

2,972名のアンケート結果:レッスンに求めること

※複数回答なので、合計は100%を越えます

  • 試合に勝てるようになりたい:8%
  • テニスが上手くなりたい:61%
  • 心身の健康増進・仲間づくり:80%

上記アンケート結果から、テニススクールやスポーツクラブなどでレッスンをうける人は、

  • 試合に勝ちたいわけではないが、もっと上手くなりたい
  • 運動不足を解消したい
  • 友人やインストラクターとの交流を楽しみたい

と考えていることがわかりますね。

つまり、テニスインストラクターは、利用者ひとり一人の心身の充実をサポートする専門家。

選手育成が中心のテニスコーチに比べ、ハードルは低め。

ですが、スポーツ人口の増加が見込まれるため、将来性に優れた仕事です。

テニスインストラクターの仕事内容

レッスンでは、生徒とのコミュニケーションが大切。

試合に勝つというより「生活の質」を高めたい、というのが根本だからです。

反復練習を通じて、技能の向上・健康増進をサポートする仕事といえます。

具体的には、下記のような仕事内容が中心。

  • 接客
  • ヒッティング
  • 技術的なアドバイス
  • 安全管理
  • 練習メニューの組み立て

未経験の場合は、アルバイトからはじめて成果を重ねることで、正社員登用を目指すルートがおすすめです。

また、インストラクターで実務経験を積みながらテニスコーチを目指す、というルートもあります。

3.プロテニスプレイヤー:コーチの道も模索する

プロテニスプレイヤー

プロテニスプレイヤーは、世界ランキング100位内になってようやく生活できる厳しい世界。

そのため、プロとしての活躍を目指しつつも、テニスコーチ監督のキャリアも模索することが大切です。

たとえ、大会の賞金だけで生活できなくても、コーチとして優秀なら300万円~400万円の年収を確保可能。

日本では設備こそ海外に劣るものの、「指導技術は、アメリカよりハイレベル」と言われています。

充実したトレーニング環境で、世界で勝てる努力をしつつ、厳しい練習で得た技術を後輩にも伝えていきたいですね。

狭き門に果敢に挑んだ経験は、指導者になった後もおおいに役立つしょう。

4.テニス用品メーカー(企画/営業)

テニス用品メーカー

たとえば、ヨネックス株式会社の求人を見ると、「テニスラケット開発」「バドミントンやテニスなどのウェア商品企画」といった募集があります。

中途で未経験歓迎の求人もありますが、「社会人経験3年以上」「日常会話レベルの英語力」が必須。

とはいえ、ほとんどの求人は「テニス経験者」を優遇しています。

企画職は、転職難易度の高い職種です。

一方、同じメーカーでも、営業職の就職難易度は中程度

また、法人営業で活躍できれば、企画職への転向できます

クライアントのニーズに真剣に向き合った経験は、優れた商品開発につながるからです。

5.テニスギア専門店:Webマーケティングも学べる

テニスギア専門店

テニスギア・テニス用品を扱う場合、経験がないと商品の良し悪しを正確に判断するのは、難しいですよね。

直接にテニスの技能がいきるわけではありませんが、実体験にもとづいた知識は「接客販売」「仕入れ」など、多くの場面で役立ちます。

ネット販売に力をいれている企業なら、Webマーケティングを学ぶことも可能です。

Webマーケティングとは?

ネットショップのWebマーケティングを大きくわけると、以下のようになります。

  • 広告
    :Web広告・SNS広告の戦略を練る
  • 分析
    :Google検索からの訪問者が、商品を購入する確率を調べる
  • モール
    :Amazonや楽天に出品する

こうしたWebマーケティングのスキルは、まったく別の業界に転職しても活用できます。

6.テニスメディア:編集・執筆に携わる

テニスメディア

テニス経験を知識として活用できるのが、メディアの面白さ。

テニスを専門に扱うメディアには、Webサイト(テニス専門のサイト)テニス雑誌があります。

就職先としては、Web系ベンチャーや出版社、編集プロダクションなどが代表的。

編集プロダクションとは、出版社の依頼で、企画やコンテンツ制作を代行する会社です。

出版社・編集プロダクションは、入社難易度が高いわりに給料が安い傾向があります。

ですがWeb系ベンチャーは、比較的入社しやすく、好待遇な企業も多いですね。

こうしたメディア関連の仕事は、「頭を使うのが好き」な方に向いています。

7.テニス用品の販売代理:営業力でキャリアの幅を広げる

テニス用品の販売代理

たとえば、HEAD Japan株式会社の求人を見ても、やはりテニス経験者積極採用しています。

社会人経験さえあれば、業界未経験・営業未経験でも、応募可能。

学歴も高卒以上と、多くは求められません。

業界を問わず、営業職不足は深刻なので、正社員採用の難易度も低めです。

優良商材の営業はやりがいも多い

とはいえ、「営業職はつらいイメージが…」という方も多いでしょう。

たしかに、知名度の低い商材やあまり関心のないサービスを売るのはしんどいもの。

たとえば、Amazonで極端にレビューの低い商品を提案するのは、メンタル的にキツイですよね。

ですが、有名なテニス用品を扱うのであれば、同じ営業職でも別世界

加えて、「営業」はビジネススキルの根幹なので、いったん身につけると企画・人事などキャリアの幅が一気に広がる職種でもあります。

社長や役員クラスの人材に、営業出身者が多い事実からも、市場価値の高いキャリアだとわかりますね。

8.体育教師:地方公務員の道も

体育教師

体育教師になるには、大学または短大で、教員免許を取得しなければいけません。

大学・短大でスポーツ科学医療保健系の学部を卒業するのが、一般的です。

小中高のうちどの学校で働きたいか。

ビジョンや方向性を決めたうえで、大学選びをするのがおすすめ。

また、厚生労働省によれば、平均月収は40万円以上と高めです。

地方公務員の道もあり、安定性に優れているのが魅力ですね。

9.スポーツプロモーター:イベント企画から運営まで

スポーツプロモーター

大手からベンチャーまで。

スポーツイベントを主催する企業は、意外に多いものです。

スポーツプロモーターのポイントは3つ。

  • テニスの得意な企業を選ぶ
    :サッカーからヨガまで、イベント会社によって得意・不得意は様々。テニスイベントに注力している企業に応募する
  • 規模
    :国際大会から地域の行事まで、イベント規模も企業によって多種多様。応募企業の公式ページを、しっかり確認する
  • コミュニケーション
    :企画・イベント運営では、スポンサー獲得から人員の手配まで、高度な調整力が必須

一方、イベント企画と聞いても、イメージしづらいですよね。

そこで、具体的なイベント例も確認しておきましょう。

  • 大会
    :国際大会・地域の行事・社内イベント
  • トークショー
    :プロ選手を招いたファンミーティング
  • 販促
    :スポーツ用品の展示・スポーツウェアのファッションショー

また、仕事内容は次のとおりです。

  1. 企画書作成
  2. 運営マニュアルの準備
  3. 会場の予約
  4. 人員の手配
  5. 当日の進行

大規模イベントに携わる面白さ。

あるいは小規模だからこそ、企画から運営まで、全プロセスに関われる魅力も。

ご自身の適正・イベント会社のコンセプトを軸に、「どんな会社なのか?」を徹底的に調べるのが大切です。

転職エージェントが教える!テニスに関する正社員のポジションを得る方法

正社員のポジションを得る方法

正社員採用を目指すには、2つのルートがあります。

  1. アルバイトから正社員登用を目指す
    :難関企業への転職におすすめ
  2. 転職エージェントに相談
    :必要資格から希望業界の攻略法まで、親身なサポートが期待できる

スポーツ業界は「新卒採用が少なく、中途採用が多い」、という特徴をもっています。

当然、中途採用では実務経験が求められるので、未経験可の求人でも難易度は高め。

一方、人材業界で転職支援をしていると、「なにも最初から正社員を目指さなくても…」と実感する機会が多々あります。

雇う側からすると、正社員登用はリスクが多く、求職者視点では難易度が高い。

とくに未経験からの中途採用には、厳しいものがあります。

ですが、未経験でも転職を成功させることは、十分可能です。

以下では、転職支援のプロとして、そのためのルートを2種類ご紹介します。

ルート①アルバイトから正社員を目指す

一方、アルバイトから正社員を目指す作戦は、思う以上にメリットが多いものです。

  • 入社難易度の高い企業に、比較的簡単に入ることができる
  • 入社してみてブラックでも、転職すればいいので安全
  • アルバイトとして成果を挙げれば、企業側も安心して正社員登用できる

ポイントは、面接時に「正社員を目指している」と伝えたうえで、アルバイトから正社員になった人が過去にどのくらいいるのか。

採用実績を確認しておくことです。

ブラック企業のリスクを減らす

また、このやり方なら、ブラック企業につかまるリスクもほぼゼロにできます。

アルバイトや契約社員として、有良企業に就職。

そこから、1~2年後の正社員登用を目指すプランは、低リスク高リターンなので自信をもっておすすめできます。

ただし、時間がかかるのが難点ですね。

ルート②正社員での就活なら転職エージェントが強い味方に

様々な事情から、正社員での就職が必須なケースも多いものです。

その場合は、資格で未経験をカバーするか、転職エージェントに相談するのがベスト。

応募書類の添削から、面接対策まで。

なんでも相談できますし、転職エージェント側から、おすすめ資格を提案してもらうのも有効。

人事の気持ちを知り尽くした転職エージェントなら、志望企業に最適な資格を熟知しているからです。

転職エージェントに相談し「未経験」から専門職に

スポーツ業界ではありませんが、筆者自身も未経験から人事採用担当に一発合格させた経験があります。

演劇経験しかない20代後半の女性でしたが、社会保険労務士の資格をとるようアドバイス。

1年後、資格をとったタイミングで求人を紹介し、正社員で人事担当への転職に成功しました。

まとめ:テニス転職のポイント

テニス転職のポイント

テニス関連の仕事・職種を、一覧表でふり返ってみましょう。

仕事・職種 業務内容
【関連資格】
転職難易度
(将来性)
1.テニスコーチ 選手指導の専門家

【関連資格】
・理学療法士
・管理栄養士
・柔道整復師
・公認スポーツ指導者

高い
(将来性:高)
2.テニスインストラクター レッスンを通じ心身の健康をサポート

【関連資格】
・柔道整復師
・公認スポーツ指導者

低い
(将来性:中)
3.プロテニスプレイヤー 世界ランク100位以内にはいる 極めて高い
(将来性:中)
4.テニス用品メーカー
(営業/企画)
法人営業・提案営業
市場調査
企画書作成
中~高
(将来性:高)
5.テニスギア専門店
(小売り・販売職)
仕入れ・販売
店舗運営
Webマーケティング
低い
(将来性:中)
6.テニスメディア
(ライター・編集者)
市場調査・企画
取材・執筆・校正
Webマーケティング
中程度
(将来性:中)
7.テニス用品の販売代理
(輸入代理店など)
法人営業・提案営業 低い
(将来性:高)
8.体育教師
(公立/私立の小中高)
保健体育の授業
テニス部の顧問
担任・進路相談

【関連資格】
・教員免許
(※公立・私立共通)
・教員採用試験
(※公立・私立で異なる)
高い
(将来性:高)
9.スポーツプロモーター イベント企画
交渉・会場の確保
集客・イベント運営
中程度
(将来性:中)

最後に、テニスを仕事にするための転職活動のポイントも、確認しておきましょう。

いずれも転職支援の仕事で学んだ、信頼できるノウハウです。

転職成功のコツ5選

  1. テニスに関連する仕事の中から、自分の強みや好みをいかせる職種を特定する
  2. 正社員での就活でも、アルバイトから正社員を目指す場合でも、ブラック企業は絶対に避ける
  3. アルバイトから正社員を目指すのも一手
  4. 未経験から正社員を目指すなら、転職エージェントが頼もしい味方になる
  5. 転職エージェントは、2~3社併用するのが効果的

複数の転職エージェントを利用することで、面倒見のいいエージェントに出会うことも、大事なポイント。

加えて、人材会社ごとに抱えている求人は違うため、複数社なら選択の幅も広がります。

以上、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が、転職成功の一助になれば幸いです。

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